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2005.05.23

あるレポートが届きました

0523_report今日待ちに待った物が届きました。300ページにも登る貴重なレポートです。これを送ってくれたK.OさんそしてゼミのN教授に心より感謝いたします。「持続可能な消費社会に向けて」というタイトルはかなり難しい堅いものですが、この中には僕たちの進む方向に大きなインパクトを与えそうな内容がたくさんあります。

今年の1月、ある女子大学生から一通のメールが届きました。立教大学のあるゼミでスローフードについて研究をしていて、そのためのアンケートに協力して欲しいという依頼でした。僕も今のスローフードの動きについてはいろいろな考えがあったので、僕の思うことや手作りキットについての現状をかなり詳しく書きました。(このレポートでは約10ページほど僕の書いたことが書かれています。)

その後何度もやりとりをしながら、お互いの素直な意見を交換しあいました。彼女達のいろんな調査や講演会などで感じたことは「多くのスローフード活動は私たちから見ると遠すぎる。彼らの生活は“理想である”ということである」でした。多くの人はそう感じているのではないでしょうか。

僕らアウベルクラフトは「身近な手作り身近なアウトドア」というコンセプトでやっているんですけど、分かりやすく言うと敷居を低くそして楽しく、じゃないかなって思います。今の日本の食事情は多くの問題を抱えている反面、それを変えようとする動きはなかなか共感を得にくいものではないでしょうか?

確かに正しい。ごもっともです。でもそんなことやれないですよ。というかむしろ反感を買ってしまうことも時にはあります。難しい問題です。本当に難しい問題です。個人個人の意識を変えることは教科書で勉強して試験で100点を採ることとは違うからです。でも放っておくことはできません。

僕らは手作りキットを通じて「手作りは本当に楽しいんだよ」「本当においしいんだよ」「みんなとにかくやってみようよ、とっても簡単なんだから」という、まるで遊びに誘うようなアプローチをしています。まだまだその意味でやることはいっぱいです。もっと楽しそうにみえる工夫も必要でしょうし、僕らのやり方で教室もしたいです。

それでも年々確実に増えています。「そんなにおいしいなら一度やってみようかな」そんなんでいいんです。手作りをする体験を一度でもすると、なぜどうしてこういうものができるのだろうかとか、良い材料ってどんなものだろうかとか、上手に作るにはどうしたら良いんだろう、ということに自然に意識が向かいます。それも楽しくです。

結果的に何が大切なのかがこういうアプローチで理解していただけるなら、むしろ難しいことを言うよりは楽しいのがいいに決まっているんですよね。そうそう丁度「米村でんじろう先生のおもしろ科学実験ショー」みたいなのですね。大好きです。こういうの。

今日の会社のミーティングでは、「食」をしばらくはメインテーマに進めようということになりました。僕らのやり方で「楽しく手作りをしてもらう」にはどういうものができるか。これをもっともっと深く追求して行こうと思っています。正直言うとスローフードという言葉はあえてあまり使いたくはありません。そこからちょっと離れたスタンスで僕らなりの形が表現できればと思っています。

基本は「遊び心」「楽しくおいしく」「人と人の心をつなぐための道具」そして「びっくり」というような意味合いで商品作りができればと思っています。これからしばらくの間、いろいろ面白いキットが登場すると思います。どうぞみなさんお楽しみに!

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